リバースモーゲージという制度があるのを知っていますか?
リバースモーゲージとは、自ら所有する不動産を担保に借り入れをして、
死後に不動産を売却して、その借り入れを返済するという制度のこと。
主な対象としては、土地は持っているけど、現金を持っていない、
いわゆる不動産を資産として所有する高齢者。
高齢者は収入がないため、通常はローンは組めない、
そこで、新しく建てる建物と現在所有する土地を担保として借り入れをする、
これがリバースモーゲージの趣旨です。
単純には通常のローンのように、毎月毎月一定額を返済するわけではないので、
利息は減りませんが、死後にその不動産を売却することで完済するというしくみです。
実はアメリカでは、リバースモーゲージは普及しつつある制度なのですが、
日本ではまだまだ一部の自治体でしか扱っていないのが現状です。
では、はたして日本では普及するのかどうか?
この制度を日本で普及させるためには、いくつかのリスクが伴います。
1.金利変動リスク
金利が上昇すると、ローンの利息も増えていく一方です。
はたして、不動産を売却して返せない可能性が・・・
2.人口減少リスク
この先、日本の人口は減っていきます。人口が減れば当然ながら
不動産の流通も少なくなります。そういった状況の中では、この制度
を使える不動産の地域は限られてきます。
3. 地政学リスク
日本は、世界有数の地震国と言われている通り、震度6から7を超える地震が
いつ来てもおかしくないと言われています。大地震が来た時に不動産の価値がどうなるか?
また、上の建物は残るかどうか?
以上あげただけでも、日本でこの先、リバースモーゲージ制度を普及させるには、
いくつかの問題点があります。
住んでいる家から老後の資産を確保する、という考え方は非常に合理的で推奨されるべきなのでしょうが、アメリカのようになかなかうまくはいきそうもないのが現状なのです。
