住宅を建てる、買う、ということに対して、原則となるべきものがあります。それは、「家というのは、人間の命を守るためのもの」、つまり「シェルター」としての役割を持つ事です。この原則は実は、建築基準法にも書かれてあります。
<建築基準法第一条を以下に引用>
この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
これが、建築基準法の一番最初に書かれてある、建築基準法が定められた「目的」です。
住宅は、すなわち、人の命や健康を守るもの。これ最低の基準なのです。
さて、また新潟で大きな地震が起きましたね。
震度6強。
被災地で被害にあわれた方々は、これから真夏を迎えるこの季節に大変なことでしょう。
このような地震が起こると、よく、防災グッズが売れると聞きます。
それはそれで良いのですが、それは裏返せば、普段は、防災については意識していない、ということの結果なのでは、と思うんですね。
結局、対岸の火事なんです。
はっきりいいますが・・・。
防災グッズをいくら買おうと、
普段から、その使い方を覚えておかないと、まったく意味はありません。
もしかしたら、防災グッズを買ったはいいが、どこにしまったかわかならい、という状態の人もいるでしょう。
私たち日本人は、世界でも有数の地震国に住んでいるということをお忘れなく。地震に対する意識をより高めていく必要があるのでは、と深く思います。
そして、今回の新潟の地震でもありましたが、原発の問題もあります。これだけの地震国で、ここまで原発に頼っている国も世界中、どこみてもありませんから。
原発なんて・・・
と思うかもしれませんが、
もしも、東海地震でも起きて、震源地の真近にたっている、浜岡原発から放射能がもれたら・・日本はどうなるか?考えただけでもぞっとします。
皆さんの住んでいる近くにも、原発があるはずです。
かわぐちかいじさんという方の「太陽の黙示録」というコミックがあります。
大震災が起きたあとの日本のゆくえが書かれてあります。若干、おおげさな部分もあるかもしれませんが、まったくの絵空事とは思えないんですよね。
ぜひ、機会があったら読んでみてくださいね。
話を戻しますが、
私たちが住宅を選ぶときの基準として、まずは、最低の基準である、「耐震性」とか「健康」というキーワードをぜひお忘れなく。
インテリアをどうするか?、間取りは?
それは、最低の基準をクリアしてからの話です。
この点を妥協してはいけません。
建築業者、住宅メーカーなどから選ぶときも、この点を慎重に判断してくださいね。
皆さんの命を守れない家というのは、家の形をしているだけで、実際は家ではないのですからね。
今回の地震をきっかけに、再び、耐震、健康、そして防災について深く考えさせられました。
